交代勤務が行われている病院や施設では、勤務を交代する時間帯に患者や入居者の状況を引き継ぎます。また、手術室や検査室、そして他の病棟の看護師に、患者の状態などを伝えることをします。これを、申し送りと言います。この申し送りをすることで、交代する勤務者に正しい情報を伝え、同じケアを提供することができます。 患者や入居者の情報は、電子カルテや紙カルテ、掲示板やカーデックス、そして申し送りノート、クリニカルパスなどで共有しますが、これらを使っても伝えきれないことがあります。そこで行われるのが、それぞれの勤務の始まりと終わりに行う申し送りなのです。 勤務者が変わっても、患者や入居者に同じ看護、ケアを行うこ…