「攻殻機動隊SAC_2045」全24話 (監督:神山健治×荒牧伸志) を視終えた。やりたい放題度では攻殻史上「イノセンス」と並ぶのではないだろうか。前半ではエピソード同士の繋がりの見えなさが散漫に思えたりもしたものの、振り返ってみるといつも通りに作家性が高いシリーズになっていた。 サスティナブル・ウォー、すなわち『持続可能戦争』という架空の概念(オーウェル「1984」からの借用)が本作の背骨となっている。それは米帝がAIを用いて世界の論調を操作して生み出した新たなる戦争の形(なお、具体的な描写が乏しかったために私はその全体図を結局最後までつかむことができなかった)。いうなれば、"終わりのない日…