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ニセ科学

(サイエンス)
にせかがく

大阪大学の菊池誠教授が自身の活動で使用し始めて広く使われるようになったらしい。菊池教授はこの言葉をマイクル・シャーマー『なぜ人はニセ科学を信じるのか』の邦題から得たと説明している。菊池教授はSFにおいて「疑似科学」が賞賛の文脈で使われることもあることから、疑似科学は価値中立な言葉だとして、ネガティブな価値判断を含む表現であるニセ科学という用語を採用した。

本来の定義は疑似科学にだいたい従うものの、ニセ科学批判活動を通して疑似科学とは異なる意味を内包してきている。基本的な定義は以下。但し、科学とニセ科学の間に線引きをするための定義ではないことに注意する必要がある。

1. 科学を装う
2. 科学ではない

ニセ科学とされるのは、多くの場合、救いようも無いほどに間違っているものである。疑似科学より狭い範囲を対象とする言葉として用いられている。

上記の定義から、科学を装っていないもの──オカルト、陰謀論、 超常現象(非科学)、宗教、おとぎばなし(たとえばサンタクロースとか)など──は、それ単独ではニセ科学ではない。まだ科学的な裏づけが十分でない仮説など(未科学)、または単なる誤り(間違っていた仮説など)もニセ科学とは区別される。

ただし、非科学や未科学などであっても、それが科学的な裏づけがあるように装っているならば、ほとんどの場合ニセ科学と判断すべきである。


参考:
ニセ科学入門
ニセ科学批判まとめ %作成中


疑似科学

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