ニホンカワウソ

(動植物)
にほんかわうそ

ニホンカワウソは、日本に生息していた、イタチ科の哺乳類。カワウソの一種。全長1m前後、体重は4-11kg。
ユーラシアカワウソの一亜種とされ、河童のモデルともいわれた。
1975年4月、愛媛県宇和島市の離島で見つかったメスが最後の捕獲となった。
1979年6月、高知県須崎市で目撃された後は正式な確認がなく、絶滅危惧種とされていたが、環境省は2012年8月公表の第4次レッドリストで「絶滅種」に指定した。
昭和まで生息していた動物で絶滅種に指定されたのは初めてのことである。

絶滅の原因

柔らかくて光沢があり、保温力に優れている良質な毛皮を求めて、大正から昭和初期にかけて乱獲が行われた。1928年に捕獲禁止とされたが、高度経済成長期の、河川の開発や、農薬や排水による水質汚染のため、生息環境が悪化し生息数が激減した。

目撃情報と生息調査

絶滅種に指定された2012年8月以降、国内最後の捕獲地となった愛媛県の南部や中部の海岸を中心に「海岸を泳いでいた」「里山を歩いていた」など十数件が県や関係機関に寄せらるようになった。
もともと環境省の調査は高知県が中心で、愛媛県は2003年策定の県版レッドデータブックのために調査したことがあるが、人の入りにくい奥地などは調べていなかった。
このため、愛媛県は2014年3月までのレッドデータブックの改訂作業に合わせ、本格調査に乗り出すことになった。
長年、ニホンカワウソを調査してきた元県立とべ動物園技術長の宮内康典によると「人の立ち寄れない(県南部の)宇和海の複雑なリアス式海岸や瀬戸内の無人島で生息している可能性はあると考えている。」といい、生息の可能性は残っているという。
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