近未来の全体主義国家を予見した1949年の英国で生まれたSF小説。 一九八四年 (ハヤカワepi文庫) 作者:ジョージ・オーウェル,高橋 和久 早川書房 Amazon 訳者あとがきに以下のようにある。 読んでいないのに見栄によるのか礼儀によるのか、読んだふりをしてしまうという経験は万国共通らしく、英国でもかなりの人が身に覚えがある、と拷問にかけられなくとも告白しているらしい。しかも英国での「読んだふり本」第一位がオーウェルの『一九八四年』だというのである。 かくいう自分もこの本は読んだ本のリストに入れていたが、再読のつもりで読み始めると一度も読んでいないことに気付いた。これは忘れてるんじゃなく…