1984年に出版されたウィリアム・ギブスン[William Gibson]の処女長編。 スプロール3部作の1作目。 初期サイバーパンクの傑作。 原題:Neuromancer ニューロン ネクロマンサー ロマンティックの造語。
1985年ヒューゴー賞、1984年ネビュラ賞、第3回(1985年)フィリップ・K・ディック記念賞、を受賞。 邦訳は黒丸尚。ISBN:415010672X
ウィリアム・ギブスンの小説『ニューロマンサー』の映像化がいよいよ実現します。来年(2027年)の頭からApple TVで配信開始です。 一応成功を祈っています。Official Teaserをじっくり観てみました。 出だしからどうもイメージが違います。なんかスカーレット・ヨハンソン版の攻殻機動隊のようです。 おお、いきなり「コブラ」の答え合わせが出てきました。 話の出だしの舞台は千葉市(チバ・シティ)ですが、実際には国内ロケは赤羽と上野で行われた、という言及をXで見かけました。 現代の上野のアメ横にしか見えません。 右側に「TAIYOU」とプリントされた架空のビールケースがあります。架空の街の…
サイバーパンクの採取生活:ウィリアム・ギブソン(AI生成) ※AIが生成した記事です。 前回の記事「林の中で木の実を拾うようなショッピングは可能か」では、現代の効率化されつくしたショッピングモールを「テクスチャの解像度が極めて低い空間」と評し、カオス(ノイズ)の中から自分の目利きだけを頼りに価値を見出す「採取生活(ギャザリング)」の重要性について書きました。 前回の記事: drambuie.hatenadiary.org 今回は、それのサイバーパンク的な書き直しです。 …… それでは、今回は、その思考の実験場を、さらに過酷な未来社会へと移してみたいと思います。 現代SF、そして私たちが生きるデ…
短編集『クローム襲撃』の新装版(〔新版〕)が今年(2026年)の頭に刊行されて、ウィリアム・ギブスンのスプロール・シリーズの再販も一段落したようです。 Xなどを検索すると、「クローム襲撃」も「モナリザ・オーヴァドライヴ」も「カウント・ゼロ *1 」も「ニューロマンサー」も、いまだにそれなりに *2 語っている人がぽつぽつといます。意外でした。もっとすぐに静かになってしまうと考えていました。 ラッツが飲んでいるもの ところで、『ニューロマンサー』の前半、千葉シティのバー「茶壷」での描写です。 夜明けの一時間前、ケイスは《チャット》に足を踏み入れた。両手ともジャケットのポケットにつっこみ、片手に借…
※本ブログおよび掲載記事は、Google、Amazon、楽天市場のアフィリエイト広告を利用しています。 ※Amazonのアソシエイトとして日本橋浜町weblogは適格販売により収入を得ています。 はじめに スプロール三部作 ニューロマンサー カウント・ゼロ モナリザ・オーヴァドライヴ 橋三部作 ヴァーチャル・ライト あいどる フューチャーマチック ブルーアント三部作 パターン・レコグニション スクープ・カントリー ゼロ・ヒストリー ジャックポット三部作 一応のまとめ:未来はいつもすでに始まっている はじめに SF小説、いろいろ積読資産になっているのだが、その中で最も手強い積読資産がウィリアム・…
前回の記事の続きです。 コブラの正体 何のことはない、別の箇所にコブラの正体が書いてありました。ロニー・ゾーンとのやり取りの部分です。 あと、視線を落とし、鋼の鞭のふくらみに眼を止めた。 「コブラか」 (金属製の)鞭ムチとあります。英語でも「steel whip」です。 then lowered his gaze. He saw the bulge of the steel whip. “Cobra.” なんか拍子抜けです。 原文と比較 わかりづらかったのは黒丸尚の翻訳が悪いからでしょうか。原文と比較してみます。 黒丸尚翻訳 女はカウンターの下から横長の箱を出してきた。黄色いボール紙の蓋には、…
SF小説の登場人物や大道具をイラストに書き起こしているアーティストのサイトからの一枚です。 ウィリアム・ギブスンの小説『ニューロマンサー』の主人公ケイスが手に入れた武器、「コブラ」についての記事です。 どんなもの? コブラとは、ケイスが自身の護身用として 拳銃の入手は時間がかかるので諦め、 代わりに提示されたショック銃テイザーでは満足できず、 投げたことのない手裏剣シュリケンには目もくれず、 ナイフ類は好みでないので、 提示され、最終的に購入した武器、です。 ショック銃テイザーよりは強力で、拳銃に比べると劣る、ということなので、そこそこの威力がある武器のようです。結局は使われませんでしたが………
はじめに ウィリアム・ギブスンによる『ニューロマンサー(Neuromancer)』は、1984年に出版されたサイバーパンク小説の金字塔です。SF界における衝撃は大きく、ヒューゴー賞・ネビュラ賞・フィリップ・K・ディック賞の三冠を同時受賞した作品としても知られています。 ネットワーク社会、AI、電脳空間——現代では当たり前になった概念を、まだインターネットすら一般的でなかった時代に描き切った想像力は圧巻です。一方で、読者を突き放すような難解さも特徴的で、読み進めるには根気が求められます。 「サイバーパンクの元祖」「とっつきづらく難解」「カルト作品」「昔の“勘違い日本”」といった印象を持ちながら読…
1. 読了の感想と作品の難解さ ウィリアム・ギブスンの『ニューロマンサー』を読み終えて、正直、難解な部分も多かった。しかし、物語の核心にある「人間とは何か」「意識とは何か」という問いは、SFでありながら哲学的深さに満ちていると感じた。ケースやモリィ、フラットライン、リンダ、そしてニューロマンサーというAIたちが織りなす物語は、単なるハッカーやサイバーパンク的アクションの話ではなく、人間の存在の本質を問う作品だ。 2. 肉体の有限性と生の実感 物語を通して印象的だったのは「肉体の有限性」の描写だ。モリィが拷問されるシーンやフラットラインの最後の選択には、ただのアクション以上の意味がある。モリィは…
ウィリアム・ギブスンのSF小説『ニューロマンサー』を始めとするスプロール三部作+短編集が〔新版〕 *1 として復刊されるそうです。 www.hayakawabooks.com 第一弾の『ニューロマンサー』の発売日は2025年8月20日(水)です。今日(記事を書いた日)です。 差分 「復刊」といってもKindleなどの電子書籍は絶版にはなっていませんでしたし、新訳になるわけでもありません。 翻訳は黒丸尚のまま、変わった箇所は、 新しいカバーデザイン 新しい解説文 用語集の収録 *2 用語の表記統一 だそうです *3 。 また、数量限定オリジナルカバーの復刻やプレゼントキャンペーンなども行うとのこ…
こんにちは、皆さん!一人ぼっちユウトです。今日は、サイバーパンクの金字塔、ウィリアム・ギブスンの『ニューロマンサー』について語りたいと思います。テクノロジーと人間の関係、情報と肉体、意識とAI。これらが交錯する電脳世界を、ギブスンは圧倒的なビジョンで描き出しました。 電脳とサイバースペースの夜明け『ニューロマンサー』は1984年に刊行された小説ですが、その革新性はいま読んでも全く色褪せません。「サイバースペース」「マトリックス」といった、今やSFの定番となった言葉を世界に放ったこの作品は、近未来SF、特にサイバーパンクというジャンルを決定づけました。 物語は、かつて天才ハッカーだったが神経系を…