とても強く感じたことの三つ目は、 「病気を分け持つ」ということだった。 この話は「病と癒し」という大きな項目のなかにある。 重い病気やわけのわからない病にかかると、誰しもたまらなく不安になる。 癒しがほしい。 癒しとなるものは人それぞれでも、「病気を分け持つ」ということも、 病気からの痛みを減らし取りのぞくこととともに、 誰にとってもの癒しとなるにちがいない。 ーーーーーーーーーー 本では「病気を分け持つ」の前に、「病気は代替不可能」と述べられていた。 【引用】 「病気は、…(病人自身のものにもかかわらず)他の人々をも脅かす。 人間にとって病気が持っているこのような矛盾した属性を極力無視するの…