ミュンヘンのニンフェンブルク宮殿には、「美人画ギャラリー(Schönheitengalerie)」と呼ばれるコレクションがある。 19世紀、バイエルン王ルートヴヒ1世が、自分が美しいと思った女性を選んで、宮廷画家ヨーゼフ・カール・シュティーラーに描かせた肖像画のシリーズだ。 当時は、美は徳の表出であるとも考えられていた。 大公妃や宮廷の貴婦人だけでなく、仕立て屋の娘、銀行家の娘、ダンサーなど、市井の女性も含まれている。 オーストリア皇后エリーザベトの義理母、最高の美女の誉高かったオーストリア大公妃ゾフィー。 壁に並んだ顔を見ていると、王の好みがかなりはっきり見えてくる。卵形のホリがそれほど深く…