→Nina Simone
1933年、ノース・カロライナ州の生まれ。
若い頃は、クラシックのピアニストになるためにジュリアード音楽院で学んだ。これは当時の黒人女性としては極めて異例の経歴だった。シンガー/ピアニストとしては、50年代末から頭角を現わし、59年のデビュー・アルバム『ニーナ・シモン』に収録された「アイ・ラブズ・ポーギー」のヒットから、アレサ・フランクリンなどと共に新しい時代の黒人女性シンガーとして注目を浴びる存在ととなった。
60年代には黒人解放運動にもかかわり、また、ジャズとポップ・ソングの境界を気にすることなく自在に歌いこなしたシンガーでもあった
2003年4月21日、フランスにある自宅で亡くなった。死因は、長い闘病生活のあとの、自然死であるとマネージメントから発表された。70歳だった。