名画の力宮下規久朗光文社新書2024年7月30日 初版 1刷発行 日経新聞、2024年8月3日の書評で紹介されていた本。図書館で借りて読んでみた。 記事では、”術史家が美術の持つ力や作品の魅力をつづったエッセー。「名画の力とは、現場で作品に向き合ったときこそ発揮される」と指摘する。コロナ禍を経験した今、こうした指摘が実感を持って迫ってくる。近年話題となった展覧会を中心に、伝統の持つ力、現代美術、それを飾る美術館まで7章に分けて、幅広く論じている。美術の鑑賞方法は一様ではなく、多様な楽しみ方があることを教えてくれる。(光文社新書・1320円)”とあった。 作者の宮下さんは、1963年 愛知県名古…