大聖堂・製鉄・水車 中世ヨーロッパのテクノロジー 表紙 大聖堂・製鉄・水車 中世ヨーロッパのテクノロジー ジョゼフ・ギース/フランシス・ギース 著 栗原泉 訳 講談社学術文庫 2012年12月10日 第1刷発行 第一章 バベルの塔・ノアの箱舟 キリスト教とテクノロジー 第二章 古代のテクノロジー 功績と限界 ヘレニズム時代の占星術の関心から、アレクサンドリアで「アストロラーベ(天体観測儀)」が生まれた。発明者は知られていない。 これは「世界で最初の科学機器」である。 アストロラーベ(星の皿)の原形は、天体図を描いた木製の円盤で、外縁に360度の目盛りが刻んであった。 ローマ人は工学技術に優れ、…