ブルース・スプリングスティーンが1982年に発表した6作目のアルバム「ネブラスカ」をここ数日聴いている。このアルバムでのスプリングスティーンの声は疲れている。そしてそれが今の僕の気分に合っている。 アルバムは、デモテープとして録音された音源を収録しており、Eストリートバンドは参加していない。1980年に2枚組のアルバム「ザ・リバー」を発表し、大ヒットさせたスプリングスティーン。次はどんなアルバムになるか楽しみにしていたファンたちが聴いたのがこの(ほとんどが)アコギとハーモニカで奏でられる歌だった。当時は問題作とか言われていたような気がする。ファンは密かにがっかりしていたような気がする。 僕は「…