インバウンド観光の誘致は、イマイマの専売特許のように思われているかもだが、明治期から昭和初期にかけても大規模なキャンペーンが行われていたとの証左。 「満鉄」が「シベリア鉄道」と繋がり、海路でなくともヨーロッパから日本に来ることが可能に。 手段として、(旅する)美人をモチーフにしたポスターを制作しアピールしたとの経緯も語られている。 とは言え、力の入れ方は相当で、『東山魁夷』『伊東深水』『堂本印象』といった大御所が、図柄の作者として名を連ねる。 中には『上村松園』の〔序の舞〕をあしらったポスターのように、直截的に「旅」を想起しない作もありはするが、日本の美を前面に押し出すには、十二分の効果だった…