五島勉著の大ベストセラー。
一応ノンフィクションだということになっているが、創作の部分も少なくないことが指摘されている。
次々に続篇が出た。
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1974年 邦画(東宝) カラーワイド
当時大ベストセラーとなった五島勉・著「ノストラダムスの大予言(1973年刊)」を下敷きにしたパニック映画。公害、大気汚染、食品公害、食糧危機、開発大臣の発狂、大地震、巨大ナメクジ、巨大植物、異常気象、ニューギニアの人食い人種と軟体人間、SST機爆発のオゾン層破壊、人口増加のレミング現象、大東京で蜃気楼、核戦争後の荒廃した世界……その他イロイロな世界崩壊への序曲を、東宝特撮パワーで「これでもか!」と投入して描くデザスタームービー。(曰く、ストーリなんか無いに等しい)
脈絡のある筋書きと言うものが無く、製作側としては、かなりマジに「人類への警鐘」メッセージ性の高い映画として造ろうとした感じがするが…次々起きる怪現象を見世物的に並べた妙な映像……としか言い様が無い怪作。 巨大ナメクジ発生や、凄い早足で歩く小学生出現、大臣が発狂したり等の、大予言とは無関係なヘンテコ描写も有り。中でも、核戦争後の世界でミミズを奪い合うミュータントの姿(空想)は極めつけ。余りに力を入れすぎたが為か、表現上ヨロシク無い描写もあって、日本国内での映像ソフト化は絶たれている。脚色と演出補助には「ゴジラ対ヘドラ」の坂野義光監督も参加。
公開時は文部省推薦だったのだが……。