正当化しなければ、やってられないのが「戦争」なのか。 ノルマンディ海岸に命からがら上陸した主人公ミラー大尉に、ある命令が届く。 その内容は、「4人の息子のうち3人が戦死してしまった母親のもとへ、 末の息子ジェームズ・ライアンだけは生きて還してやれ」というものだ。 敵がうじゃうじゃいるやばい状況の中、どこにいるかもわからないライアンを探して 命がけで適地をくぐり抜けなければならない8人の兵士たち。 全員、モヤっている。当たり前だ。 「俺たちにだって母親はいるのになんでコイツは特別なんだ。」 ひとりまたひとりと、ライアンにたどり着く前に仲間が撃たれていく。 苦痛で泣き叫ぶ仲間に、せめて最期は楽に逝…