「ハッスル」の“全て”を込めるべく作詞は“キャプテン・ハッスル”小川直也
そして、作曲・編曲は、現在はEXILE、BoAなどを中心に楽曲提供、かの浜崎あゆみも手掛けた経験を持つ原田憲氏が担当
【瀬津真也】日刊スポーツより
小川直也(36=UFO)の仰天シーンを撮影した。15日には世界最強決定戦PRIDEヘビー級GPファイナル出場(さいたまスーパーアリーナ)を控える。何とそんな大事な時期に、都内某所のスタジオでレコーディングを行っていた。しかも盆踊りに使う「ハッスル音頭」。どこまでもふざけた調整具合だが、本当にこれで大丈夫なのか?
ハッスルキャプテンのやることは、常人には理解不可能だ。15日には、プロ生活8年目で過去にもなかった大一番ヒョードル戦を迎える。それでも小川は小川だった。ピリピリムードで最終調整に入るべき時期に、何と盆踊りの音楽をレコーディングをしていた。「ハッスル音頭でビターン、ビターン」…。緊張感のまったくない歌を、恍惚(こうこつ)の表情で口ずさむ。無敵の王者との戦いを前にプレッシャーに押しつぶされていないのはプラス材料だが、戦いに足を踏み入れる男の姿にはほど遠かった。
これで大丈夫かと思われても仕方ない。だが、周囲の不安をよそに、小川本人だけはどこまでも自然体だ。「勝ち負けだけにこだわるなよ。ハッスル音頭の歌詞にもあるだろ。『ハッスルしなけりゃ意味がない〜』って。大事なのは、ハッスルできるかってことだよ」。人を食ったような笑顔で胸を張った。
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