『夏至』の節季次候を彩る蓮の花と花菖蒲 二十四節季と七十二候を組み合わせると、今日からの5日間は『夏至』の節季次候「菖蒲華(あやめはなさく)」になる。 一般的に梅雨ど真ん中の季節を彩る花の代表格と言えば蓮の花と菖蒲とされているが、そのうちの「菖蒲」には人を混乱させるややこしさが備わっている。 まず最初に混乱させるのが名前だ。どちらも漢字で書けば「菖蒲」だが、カナ書きすると「アヤメ」と「ショウブ」になる。姿かたちは区別が付かないほどよく似ている。だが、植物学的にはふたつの種別だとされている。 ところで、姿形が菖蒲に似た花に「杜若(カキツバタ)」があるが、これらの3種類の植物を植物学的に整理すると…