『偶然世界』フィリップ・K・ディック ハヤカワ文庫 偶然世界 (ハヤカワ文庫SF) 作者:フィリップ K ディック 早川書房 Amazon 今年はフィリップ・K・ディックを書かれた順に読むということを個人ミッションとしている。 ディック初の長編で1955年の作品。 SFって古いものも当時を踏まえないで異世界を書いているから案外読めるものだなと感じた。 ストーリーの冒頭、クイズについて理解するのがちょっと難しかったが、7割くらい進んだあたりから俄然面白くなってきた。 偶然が本当に偶然であることをコントロールする世界。因果を作らない世界。なんとも不思議な設定だなと思った。 なんとなく『三体』の面壁…