ハビエル・アギーレの日本代表監督就任 ブラジルWカップ終了後の14年8月、メキシコ人監督ハビエル・アギーレの日本代表監督就任が発表される。これは前監督のザッケローニがWカップという国際舞台で経験不足を露呈し、日本が惨敗を喫した反省を踏まえての人選だった。 また体格的にもメキシコのパスサッカーは、日本が手本にすべきスタイルだという見方もあり、その点でも相応しい監督だと思われたのである。 9月には最初の親善試合が行なわれたが、そこで日本が繰り広げたのは、ロングボールを主体とした放り込みのサッカーだった。実はそれがアギーレの基本スタイルだったのだが、思わぬ苦戦が続き、新監督は戦術を日本従来のポゼッシ…