ハリー・ベラフォンテ

ハリー・ベラフォンテ

(音楽)
はりーべらふぉんて

カリブ諸島出身の父とジャマイカ出身の母を持つ、アメリカの歌手。1950年代に「Day-O(邦題:バナナ・ボート)」をヒットさせ、アメリカでカリプソ・ブームを巻き起こした。カリプソ歌手として語られがちだが、フォークソングやポピュラーソングなど幅広い音楽を取り上げている歌手である。発音はハリー・ベラフォンティに近い。

1927年3月1日生まれ。幼少期を母親の故郷であるジャマイカで過ごす。当初は俳優として芸能の世界を目指したが、たまたまナイトクラブで歌を歌ったところそれが好評を博し、歌手活動に力を入れるようになる。アメリカのフォークソングに傾倒し、その過程で自らのルーツでもあるカリブの音楽にも関心を持つようになった。1956年に発表した「Banana Boat(Day-O)」がアメリカで大ヒットを記録し、人気歌手の仲間入り。1957年に浜村美智子が「バナナ・ボート」をヒットさせ、ベラフォンテ自身も1960年の初来日以降現在まで幾度も来日公演を行うなど、日本でも根強い人気を誇る。近年ではクラブでのカリプソ人気もあり、若いリスナーからの再評価も高まっている。

1950年代から公民権運動に参加するなど、政治問題にも積極的に関わってきた。1960年代にはキング牧師を支援し、1980年代にはチャリティープロジェクト「U.S.A For Africa」の発起人となってプロジェクトを成功に導いている。