The Hunger
ニューヨークのクラブでミステリアスな一組の男女が若者を誘っていた。女はミリアム。何世紀も生きている吸血鬼だ。時代によって愛する人間を見つけては吸血鬼にし、不老不死と美を保ち続けたままの伴侶にしてきたのだ。ジョンは彼女が18世紀に見つけた男なのである。だがジョンに急速な老いの兆候が現れ、美貌が衰え始めていく。彼は老化現象を研究している医師サラを訪ねるが。一方、ミリアムはジョンに見切りを付け、サラに近付く。
CF監督だったトニー・スコットの映画デビュー作は、「吸血鬼」という言葉が登場しない吸血耽美ホラー映画。公開当時は批評・興行共に失敗とされたが、ディック・スミスの精巧な老人メイクとレズビアン・シーンで、後に人気を博す。