ハンバーグステーキの略。
挽肉にパン粉・卵・炒めたタマネギなどを加えてこね、平たくして焼いた食べ物。挽肉は合い挽き(牛豚混合)がおいしいとされているが、ま、その辺はお好みで。
ドイツ・ハンブルクにて考案されたのが名前の由来と言われるが、じっさいのところはハンブルクを訪れたイギリスの商人がご当地特有のパンケーキにつけた通名が由来かもしれない。(その証拠にハンバーグステーキのドイツ語名がない)
料理の原形は野菜のマッシュを丸めたものでドイツ各地に存在する。パン粉がはいったのは三十年戦争以降。戦乱で飢餓におちいったドイツの農民がくず肉や野菜くずをパン粉に練り込み牛脂などでソテーし非常食としたもので、これも各地で食べられていた。
現代のハンブルクにはこれと似た料理があるが、はるかに洗練された郷土料理となっている。
現在洋食屋などで目にするハンバーグステーキは19世紀にイギリスで発達し明治期に日本に持ち込まれ、あとは国内で独自に進化した。
パンに野菜などと一緒に挟んで食べるハンバーガーはアメリカで普及した。
子供に人気のメニューである。
関連語 飲食物