ハードＳＦ

概要(α世界線前半)：秋葉原で身内と「ラボ」を作ってお遊び的な活動をしている大学生、岡部倫太郎(オカリン)は、近所のラジオ会館で行われる中鉢博士の「タイムマシンの実現記者会見」に出席した。しかしそこで、天才少女の牧瀬紅莉栖が刺されて血だまりの中で倒れているのを発見する。そのことを友人の橋田至(ダル)にメールすると、彼は突然激しいめまいに見舞われる。そしてラジ館に墜落した謎の人工衛星を見て、さらに大学の講義であの日刺されたはずの紅莉栖がピンピンしているのを発見した。 周囲と記憶の齟齬を感じた岡部は、紅莉栖とダルとともに状況を確認、「メールを過去に送ることに成功した」という結論にたどり着く。かくし…

「急いては事を仕損ずる」 まるで自分のためにあるようなことわざだよ。ことわざだとか格言だとかもともとそんなのはあまり気にするタイプじゃないんだけどね。 今になって自分の人生を振り返ってみると先を急いで失敗して最初からやり直す羽目になって結局は時間を無駄に過ごしたって経験がそれこそ痛いほどあるんだよ。 思い返せば仕事でも学業でももしかしたら恋愛でもあわてて上手くいったことってほとんどなかったな。たいていは雑になっちゃって良い結果にはつながっていない。 ひとは何故に急ぐんだろうね。若い頃はなんでも結果を早く求めたがる。でも人生も折り返しを過ぎるとあまり急ぐ必要を感じなくなる。少なくとも自分はそうだ…

グレッグ・イーガン（Greg Egan）**は、オーストラリア出身のSF作家で、主にハードSF（科学的厳密性を重視したSF）のジャンルで高い評価を受けています。彼は数学、物理学、生物学、コンピュータ科学などの専門的知識を取り入れた作品を数多く執筆し、現代SF界の重要な人物とされています。 - ### **略歴** **生年月日**：1961年8月20日 **出身地**：オーストラリア・パース **学歴**：オーストラリア西部の大学で数学を学ぶ。 **職業**：ソフトウェア開発者を経てSF作家。 彼は非常にプライベートな性格で知られ、メディアへの露出をほとんどせず、写真もほとんど公表していません…

初めまして映画好きの動画編集者です！ 闇よ落ちるなかれ(1977年)L.スプレイグ・ディ・キャンプ 原題：Lest Darkness Fall 闇よ落ちるなかれ 作者:Ｌ・スプレイグ・ディ・キャンプ グーテンベルク２１ Amazon (絶版になりそうなので早めに紙で買っとくといいかも) SFのカテゴリーに分類されるが、とにかく読みやすく娯楽を目的として描かれる「テルマエロマエ的な異世界転生もの」 ここだけ聞くとチープな感じに聞こえてしまうが... 各キャラクター達のセリフ回しや各シーンの描き方はハリウッド映画でそのまま作品にできるほど文字だけでも動きがわかるような読み手に臨場感を与えてくれる …

齋藤潤さんは、最近注目を集めている若手俳優の一人です。その原点には、母親からの勧めや映画『キングダム』で受けた感動がありました。また、彼は元サッカー選手の中西哲生さんを叔父に持つなど、家庭環境にも注目が集まります。さらに『踊る大捜査線』シリーズで重要な役を演じ、その演技力が高く評価されています。今回は、齋藤潤さんの俳優としての背景や活躍、そして中西哲生さんとの関係について書きます。

はじめに コンパニオンシリーズとは メンバー個別紹介 ブラックリリス CSペロ 城壁のハチコ フェンリル スノーフェザー ポイ おわりに はじめに 大部分の方ははじめまして、そうでない方はいつもありがとうございます。 ベニマグロ(@benimaguro136)と申します。普段は適当にゲームで遊んだり、TRPGなどをやっております。 今回はヤマトたかはしさん(＠meijin_yamataka)の開催される「やまたかヒョロワー性癖布教選手権」に参加させていただきます。 さて、皆さんは大人気ゲーム『ラストオリジン』をご存知でしょうか。 ムチムチな女の子とカッコいいメカ、そしてハードSFでポストアポカ…

月面で見つかった遺体「チャーリー」は、人類と同じ姿をしていながら、死後5万年経過していた…… この謎に正解はあるのか？地球、月、そして木星の衛星 ガニメデへと至る謎解きの旅の行方は。伝説的な傑作SFミステリー 星を継ぐもの の感想を書きました。 こいつはめちゃくちゃおもしろかった！ 星を継ぐもの var today = new Date(); var day = today.getDate(); if( day == 5 || day == 10 || day == 15 || day == 20 || day == 25 || day == 30 ){ document.write('★5と…

本書では、壮大なハイファンタジー、重厚なスペースオペラ、緻密なハードSFが描かれているわけではない。ここに存在するのは、繊細で、ときには詩的なメタフィクションであり、東洋の伝統を組んだマジックリアリズムである。 紙の動物園 (ケン・リュウ短篇傑作集1) 作者:ケン リュウ 早川書房 Amazon 原題: The Paper Menagerieの序文で、 “For me, all fiction is about prizing the logic of metaphors——which is the logic of narratives in general——over reality, w…

作り手への躾 見ようかどうか、ずっと迷っていた映画、「室井慎二 敗れざる者」を結局見ることに決めた。 踊る大捜査線は「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」で終わっていたはず。 映画のタイトルは、「THE FINAL」ただのFINALではない。 ただのFINALなら一つの区切りってことで新しい章の始まりに繋がるって意味にも取れるが、「THE FINAL」と書かれてしまうと物語の最終章と受け取るしかない。 最終章は12年前に終わったはず。 それが、今更、踊る大捜査線のスピンオフで様子見をされているみたいで正直、気分は悪かった。 そんなことから、見に行けば、癖になる。 癖にならないよう躾…

2024年11月8日先行上映、15日公開 監督：幕が上がるはいったい何だったのか 脚本：パラサイト・イヴもこの方だったのか プロデュース：お台場のメディア王 ・・・ 先行上映に行ってきました。 汚い言葉を使いながらの酷評です。人生で断トツのひどさでした。あまりにもひどすぎてクライマックスで変な感情が沸いてきて泣いてしまいました。劇場を出たあとでちょっと過呼吸ぎみになりました。映画を観てこんな経験をするのは初めて！ すごい！ 私は先週も「落としただけなのに最終章」を見て、とんでもねえクソ映画だと思ったわけですが、今作を見てしまうと……人類が生み出してきたクソ映画をすべて洗い流す、どんな汚い言葉を…

 宮西建礼 ☆☆☆★ 東京創元社『もしもぼくらが生まれていたら』☆☆☆ 地球なかんずく日本の近海に隕石落下が迫る中、日本政府そしていち高校生たる主人公はどうするのか？ なんか変だなあと思っていたら、妙な仕掛けが。類似のハードSFではお目にかかれないアイデアが出てくるのは面白く、客観的評価としては、佳作なんだろうが、個人的にはあんまり好きじゃない。具体的には、下のネタバレで。『されど星は流れる』☆☆☆ 中学生の天文部が、家の窓から流星を観測する話。これまた、現代の我々なら容易に想像できる、武漢ウィルス騒動での外出禁止という状況をさね逆手に取ったアイデア。ジュヴナイルとしては面白いが、これまた…

三体、三部作を読了しました。読んでいて感じたのは、ハードSFではなく、SF的な題材を使いながらもエンタメ小説になっている。さらに言うと、自分は漫画やアニメ的なモノに近い手触りだなあと思いながら読了しました。3作目の中盤ぐらいからバカSFのノリが戻ってきたのは良かったです。ルオ・ジイという重要な人物がいるのですが、ルオジイ（逻辑）は日本語で論理、英語でlogicを意味する発音で、物理学を取り扱った作品にまたがって存在し続けるものが「論理」というのは、何か意味深長な気がしなくもないですが、あくまで、ユーモア以上の意味はない......エンタメ小説なので。恐らく。文化大革命によって地球が危機に陥るが…