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ハーブ・アルパート

(音楽)
はーぶあるぱーと

Herb Alpert1935年3月31日、ロサンゼルス生まれ。8歳から演奏を始めたトランペット奏者で、また優秀なアレンジャーにしてソングライター、同時に優れた企業家といった側面をもつ。(A&Mレコードの創業者の一人)
ルー・アルドラーとサム・クックのヒット曲「Wonderful World」を共作し、サーフィン・デュオのジャン&ディーンのプロデュースで成功。その後ルー・ロウルズとの短い共同活動に終止符を打ち、役者になる夢に敗れた後、プロモーター兼プロデューサーのジェリー・モスと手を組み、62年に<[[A&M] Record>(AlmoとMossの頭文字を取った)を設立した。
バックにザ・ティファナ・ブラスをフィーチャーした「The Lonely Bull」のヒットと共に彼の輝かしいレコーディング・キャリアは幕を開けたが、以降もハーブ・アルパート&ザ・ティファナ・ブラスとして「Taste Of Honey」「Tijuana Taxi」「Spanish Flea」「Casino Royale」といった多くのインストゥルメンタル・ナンバーをヒットさせ、60年代のアルバム・ヒット・チャート常連となっている。また常に時代の潮流を読み、ニッチな音楽マーケットを開拓することにたけていたアルパートは、セルジオ・メンデス&ブラジル'66のプロデュースでも成功。68年には珍しく自らがヴォーカルをとったバート・バカラックのナンバー「This Guy's In Love With You」で全米No.1ヒットを記録している。
その間にも、<A&M Record>はその規模を拡大。60年代後期にはロックの分野にも手を広げ、フライング・ブリトウ・ブラザーズ/ジョー・コッカー/キャロル・キング/レオン・ラッセルといったアーティストを擁した。なかでも特筆すべきは70年代初頭に大ブレイクを果たし、A&Mの顔――と呼ぶべき存在となったカーペンターズの活躍だろう。
会社経営者として才能を発揮する一方で、79年には2曲目の全米No.1ヒット「Rise」を発表した。――このようにアルパートは音楽業界で最も成功を収めた一人となったが、89年にA&Mを5億ドルという破格な値段で売却し、94年にアルパートとモスで再び<ALMO>(AlpertのALとMossのMOを取った)を設立している。
96年には、ジャズとAORのテイストが巧妙にミックスされたアルバム『Second Wind』を発表した。

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