カプコンより2002年11月21日に発売されたニンテンドーゲームキューブ用サバイバルホラー/アクションアドベンチャーゲーム。
バイオハザードシリーズの中で、時系列的に最も過去の物語になる。
主人公は『バイオハザード』にも登場するレベッカ・チェンバースと新登場の元海兵隊少尉・ビリー・コーエン。
徹底的な「生の感覚」にこだわった驚異のCGで、襲いくるゾンビの恐怖と極限状態の中で生き残るサバイバル感を体験させたくれた極上のリメイク作品、GAMECUBE版『biohazard』。そしていよいよ、すべてのバイオハザードファンが待ち望んでいる完全新作が満を持して登場。アメリカ中西部、ラクーンシティ郊外のアークレイ山地で、突如として頻発した連続猟奇殺人事件。食い殺されているとしか考えられない異常な死体が続出した現状を見たラクーン市警は、特殊捜査部隊S.T.A.R.S.のブラボーチームを現地に派遣させた…。『バイオハザード0』は、タイトルのナンバーが示すように、『biohazard』の時系列的に過去の物語となる。
消息をたったブラボーチームを追って、その後投入されるアルファチームのクリスやジルが洋館内で出会うことになる、ひとりの新人女性隊員。本作では、その隊員・レベッカが主人公の1人となり、ブラボーチームが出動してからの過程を描いていく。
それまでのシリーズではあたりまえだった、4次元アイテムボックスが排除され、取得したいアイテムがあれば、その場で不要アイテムを地面などに置いて交換しなければならないという歯ごたえのあるシステムが導入されている。ほかにも、プレイヤーの任意でリアルタイムに使用キャラクターを変えられる「パートナーザッピング」など、これまでのシリーズとは違った新たなゲーム性が得られる。(荒木秀哉)