最近、養老孟司著「生きるとはどういうことか」(2023/11/11、筑摩書房)、頁数:255頁、価格:1,600円(税別)、という本を読んだ。 「まえがき」で本書の通底しているテーマは「自然と人間」とでも言うべきであろうか、と述べている。2003年から20年程の間の作品を纏めたものだ。ここでは全59編の中から何篇か選んで要約した。やはり(口述筆記でなく)養老先生が自ら書いた作品はしっかりした内容だ。 個人的には、養老孟司の作品を大別すると、下記3つの時期になると考えている。 「考えるヒト」 1996/7/10以前 (文庫2015/10/10) 「バカの壁」 2003/4/10以前 「本書」 2…