聖書日課 エレミヤ書15章(新共同訳 旧約pp.1204-1206) エレミヤは多くの迫害を受けた。彼が祖国ユダ王国の滅亡を預言したからである。見せかけだけの信仰に安穏と暮らしていたユダの人々にとって、エレミヤの告げる言葉はうるさいトゲであり、彼らはエレミヤを売国奴として罵った。 そのような中、エレミヤを慰め励ましたのは主なる神の御言葉である。彼は、「むさぼ」るように「御言葉」を「食べ」、それによって「心は喜び踊」った。それは、エレミヤが孤独の中で得ることの出来た唯一の慰めと力だった。 「あなたはご存じのはずです。主よ、わたしを思い起こし、わたしを顧み/わたしを迫害する者に復讐してください。い…