ようこそ、歴史の袋小路へ。失敗学の博物館、館長のオパビニアです。 前回は、機関銃を持って巨大鳥エミューと戦い、見事に敗北したオーストラリア軍の話をしました。「空を飛べない鳥」に地上の戦いで負けたわけですが、今回はその逆。「空を埋め尽くして勝利しようとした」人々の話です。 皆さんは信じられますか?ある都市が「イメージアップ」のために、善意で、チャリティーで、150万個もの風船を一斉に飛ばし、その結果、街を機能不全に陥らせ、人命救助まで妨害してしまったという事実を。 それはまるで、部屋を飾ろうとして大量の花びらを撒いたら、それが全て濡れた雑巾となって降り注いできたような、カラフルで悲惨な悪夢でした…