ボニー・マクバードのホームズ・パスティーシュ第二弾です。前作はアクションがふんだんに盛り込まれた活劇的要素が濃かったですが、本作はその要素は抑え目で、より本格的なミステリー小説になっています。謎が謎を呼ぶ展開はさしものホームズにとっても一筋縄では行きませんが、、、著者のマクバードは脚本家・プロデューサーとして、3回もエミー賞を受賞していると言う事ですが、流石ですね、、、全ての謎や伏線に答えを出しています、、、たった一つを除いては。 物語の終盤には今まで明かされて来なかった、ホームズの過去、学生時代の事柄が明らかにされます。この辺りも読みごたえがあります。 1.時期 1889年12 月、、前作「…