スマホを見れば、1秒の狂いもなく正確な時刻が表示される。 スマートウォッチなら、腕を上げるだけで済む。 なのに、なぜか「パタッ」と数字がめくれるだけの箱に、気づけば2万円出す気になっている自分がいる。 思えば、昔自宅に一台あった。 型番などの詳細はもう覚えていないけれど、あの数字がめくれる瞬間だけは今でも記憶に残っている。 数字が静かに切り替わるだけのデジタル表示と違って、物理的に「パタッ」と板がめくれる瞬間は、不思議と見ていて飽きない。 「あ、今時間が動いたな」と視覚的にも耳でも実感できるあの感覚は、液晶画面にはない独特の魅力だと思う。 というわけで、そんな個人的な思い入れも踏まえつつ、夜な…