株式市場・為替市場などで、個人または集団の根拠のない不安や恐怖による混乱した状態で売る動き。
相場が堅調に動いていたのに、何らかの悪材料がきっかけで急落し始めると、相場全体がパニック状態になり、売りが先行し、売り一方になる場合を指す。
相場が株価や為替相場の天井値に近づいたのでは、という警戒感が出始めると起こりやすいとされる。
社会学では、集団が非論理的な行動を取ることをパニックと呼ぶが、「パニック売り」の原因は経済的な悪材料だけでなく、それらの不安に耐えられない場合に売りに出るのだと推測されている。
パニック売りの後は、株価などが反発することが多いため、株価の乱高下が起きる場合がある。