Paris(巴里)
フランスの首都。200万都市。
カエサルによるガリア遠征によって、セーヌ川の中ノ島、シテ島にあった砦ルテティアとして歴史に登場する。パリの名は、その地方に勢力を張っていたパリーシー族に由来する。
ローマ治下のガリアからゲルマン民族の大移動を経てフランク王国の一部となる。フランク王国の解体過程でデーン人の襲撃を受ける。これと戦ったパリ伯ウードが人気が高まり、やがてパリ伯ユーグ・カペーがフランス王となると、必然的にフランス王国の首都となった。
歴代王朝が集権化を強めていく過程でパリもまた王都としての繁栄を享受し、政治上のみならず経済・学問・文化の中心としても発展していく。
(つづく)
劉慈欣短篇集の円が読み終わらない。内容は以前も言及した通り軽快でたいへん面白いのだが、異常なスケールの物語が数ページごとに細切れにされて何度も0から提供されてくる(短編集故に)その構成は、さながら丸太の威力でジャブを受けているようで、こちらの体力がもたない。一旦積んで、戸谷洋志「親ガチャの哲学」を読んだ。親ガチャ的厭世観というワードを軸に進んでいくその構成は大変分かりやすく、語り口も平易で哲学がまったくわからないおれにも読みやすかった。おすすめです。ただ、今その親ガチャという単語の犠牲者というか、その影響の渦中にいる人にはあまりおすすめできないかもしれない。もう少しだけ憐憫に浸らせておいても良…