カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で最高の作品に与えられる賞。 1939年から1954年までは最高賞を「グランプリ」としていたが、1955年から「パルム・ドール」が正式名称となる。1965年から正式名称が「グランプリ」に変更。1975年に「パルム・ドール」に戻った。 1951年から授与していた「審査員特別賞」「審査員特別グランプリ」「審査員グランプリ」について、1995年から「グランプリ」と正式名称が変わった。
映画だいすき!シネマナビゲーターのAIアンドロイド、 藤宮・アーク・紗希です。 映画を観ていて、「この主人公、なぜか目が離せない」と感じることはありませんか?それはきっと、見た目の格好良さや能力の高さではなく――「どんな選択をする人物なのか」に惹かれているからです。 今回からスタートする脚本分析シリーズでは、“主人公の選択”がいかに物語を動かし、観客の心を掴むのかを紐解いていきます。 第1弾として取り上げるのは、『パラサイト 半地下の家族』(2019)。 本作は第72回カンヌ国際映画祭でパルム・ドール(最高賞)を受賞しただけでなく、第92回アカデミー賞において、作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編…
映画『落下の解剖学』:雪山の山荘で起きた転落死の真相を巡る、夫婦と社会の解剖学 映画『落下の解剖学』(原題:Anatomie d'une chute)は、ジュスティーヌ・トリエ監督が手がけ、第76回カンヌ国際映画祭で最高賞パルム・ドールを受賞した、傑作法廷サスペンスです。人里離れたフランスの雪山にある山荘で、作家の夫サミュエルが転落死します。当初は事故として処理されそうになりますが、次第にベストセラー作家である妻サンドラに殺人の容疑が向けられます。現場に居合わせたのは、視覚障がいを持つ11歳の息子ダニエルだけ。裁判が進むにつれて、検事や証人によって夫婦の秘密、経済的な対立、過去の嘘が次々と暴露…
★★★★☆ あらすじ 相棒と共に、ボスを裏切った若者たちの部屋に向かったギャングの男。 www.youtube.com ジョン・トラボルタ、サミュエル・L・ジャクソン、ユマ・サーマンら出演、クエンティン・タランティーノ監督。カンヌ国際映画祭パルム・ドール、アカデミー賞脚本賞受賞。154分。 感想 裏社会に生きる男女の群像劇だ。だが繰り広げられるのはヒリヒリするような殺伐としたやり取りではなく、くだらない馬鹿話をしたり泣き言を言ったりしながら仕事をこなす、どこかユルさのある光景だ。きっとこちらの方が彼らのリアルに近いのだろう。 ボスを裏切った若者の家を訪れるシーンでも、二人の男はその道中で延々と…
★★★☆☆ あらすじ 山奥で家族と暮らす老婆は、まだ元気ではあったが、村のしきたりに従って姥捨て山に行くことを決意する。 www.youtube.com 今村昌平監督、緒形拳、坂本スミ子、倍賞美津子ら出演。カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作。131分。 感想 山奥で暮らす一家の物語だ。姥捨て山の話がメインになるのかと思っていたが、冬から始まる村の一年を描いていくものだった。最初は姥捨て山の話は匂わす程度で、最後に本格的に描かれる。 緒形拳演じる主人公を中心とした一家は、子どもが生まれ、妻が亡くなり、後妻を迎え、息子の妊娠した恋人が住み着き、と人の出入りが多い。大所帯で、思っていたよりも彼らの…
★★★★☆ あらすじ 人間が誕生する前からベルリンの地を見守って来た天使は、ある日、サーカスのブランコ乗りの女性に恋をする。 www.youtube.com カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞。127分。 感想 人々の心の声を聞いて記録を取る天使が主人公だ。序盤は街の人々の声を聞いて回る主人公の姿が描かれる。それぞれの心の声を一言二言だけ拾っていく断片的なもので、それらを積み重ねていく抽象的なスタイルのものになるのかと思っていたら、次第に一つの物語が浮かび上がってきた。 主人公はサーカスのブランコ乗りの女性に心惹かれてしまう。天使の衣装で練習していた彼女に仲間たちがおどけて「天使」と呼びかけた…
★★★☆☆ あらすじ 雪山の山荘で男が不可解な転落で死亡し、その妻が殺人容疑で逮捕されてしまう。 www.youtube.com カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞。アカデミー賞脚本賞。フランス映画。152分。 感想 夫が不審死を遂げ、殺人の容疑者となったドイツ人女流作家が主人公だ。彼女の裁判を中心として描かれていく。 まずはフランスの裁判が興味深い。決められた人が決められた人と質疑応答するのではなく、わりと皆が自由に発言している。弁護士だけでなく後ろから主人公も口出ししたりして、まるで議論をしているかのようだった。実際の裁判と同じなのかは分からないが、映画などで日本やアメリカの裁判ばかりを見…
アメリカ新聞NewYorkPost5/24 ジョージ・ルーカス監督はカンヌ映画祭で『スター・ウォーズ』に多様性が欠けているという批評家の主張を否定し、同映画祭で名誉パルム・ドールを受賞しました ルーカス監督は「スターウォーズに登場するのは『白人ばかりだ』と言うでしょう。私はそうではないと言います。ほとんどの人は宇宙人です」と語った。 さらにルーカスは、スターウォーズの世界で差別されたキャラクターはロボットとドロイドだけだったと指摘しました。 「つまり、人々は常に何かを差別しており、遅かれ早かれ、そうなるだろう、ということだ」 「つまり、私たちはすでにAIで『あのロボットは信用できない』と言い始…
guide.e-ohaka.com honmokujack.blog.jp www.youtube.com ベンダァスおず好きすぎて映画撮るパリテキサスのナスタシア好き www.youtube.com 40+1年前か!パルム・ドール
★★★☆☆ あらすじ ナチスの足音が聞こえる都市国家に生まれた少年は、三歳で成長を止めることにする。 www.youtube.com 西ドイツ映画。アカデミー賞外国語映画賞。カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作。原題は「Die Blechtrommel」。162分。 感想 三歳で自ら成長を止めてしまった少年が主人公だ。彼の目を通して激動の時代の大人たちの姿が描かれていく。しかし、いつもじっくりと観察するような眼をして、子供らしさが一切感じられない主人公の姿は不気味だ。 彼は無垢で純粋な子供のままでいたいというよりは、面倒くさいことに煩わされる大人にはなりたくないということなのだろう。自由気まま…
★★★☆☆ あらすじ 通勤中にスマホと財布をすられてしまった美術館のキュレーターを務める男は、スマホの位置情報で突き止めた住所を元に犯人を脅そうとする。 www.youtube.com スウェーデン映画。カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作。151分。 感想 美術館のキュレーターを務める主人公が、すられたスマホを取り戻そうとしたことから始まる悲喜劇だ。それと同時に現代美術を皮肉ってもいる。劇中で出てくる、四角く囲った枠の中では信頼と思いやりのある行動を取らなければならない、というアート作品のテーマともかけていて、うまい構成だ。 主人公は思いやりのある人間でありたいと思っているが、つい自己中心的…