カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で最高の作品に与えられる賞。 1939年から1954年までは最高賞を「グランプリ」としていたが、1955年から「パルム・ドール」が正式名称となる。1965年から正式名称が「グランプリ」に変更。1975年に「パルム・ドール」に戻った。 1951年から授与していた「審査員特別賞」「審査員特別グランプリ」「審査員グランプリ」について、1995年から「グランプリ」と正式名称が変わった。
今なお色褪せない、巨匠ケン・ローチのデビュー作辺縁化された女性が夢と現実に揺れながら力強く生き抜く 『夜空に星のあるように』(ケン・ローチ監督/1967年/イギリス) yozoranihoshi.com 本レビューでも幾度となく取り上げている社会派の巨匠ケン・ローチは、貧困や差別の問題を精力的に描き続けてきました。そのデビュー作である「夜空に星のあるように(原題:PoorCow)」は1967年に製作されました。フォーク界のビッグネーム、ドノヴァンが音楽を担当した本作ですが、今なお色褪せることなく見るものに社会問題、女性の辺縁化、生きづらさについて強く訴えるものがあります。■18歳で出産した主人…
www.youtube.com 雪の轍を見ました。 ドラマ映画です、トルコ映画ですね。 THE中東系の映画ですね。 英題は冬眠、トルコ語の原題も冬眠みたいです。 日本語は、のをいれちゃうあたり、日本だなという感じはしますね。 この映画は、2014年のカンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞です。 私、カンヌと合うときと合わないときあるんだけど、この映画は合う感じだったな。 ちなみに 196分あります。 ナゲェよ!!! って感じなんだが、もう全然長く感じない。気になってしょうがない。 内容的には、トルコの世界遺産カッパドギアあたりでホテルを経営してる元舞台俳優のおじいさん・・・?といっていいのかな。ま…
これがジュリア・デュクルノー流の「サウンド・オブ・メタル」? 公式トレイラー www.youtube.com
ブロードウェイ・ミュージカルの演出家である主人公ドラッグに女、舞台のことでフル稼働の日々しかし死を目前にした主人公が人生を回想することに「シカゴ」の生みの親ボブ・フォッシーの自伝的作品。カンヌ国際映画祭でパルム・ドール作品“IT'S SHOW TIME“で始まる一日ギラギラしたショービズの世界やりたいことと、置かれた現状行き急ぐとは、まさにこの状態なんだろう。死ぬ前に人は人生を回想すると言いますが人生って誰もが唯一無二のものであり“IT'S SHOW TIME“って象徴的。走り抜けた最後に何が残るのだろうか?優しい女神に迎えられるような人生でありたいものだ。
【週末息子と見る映画】のKONMA08がお送りする自己満足ブログ 【08映画缶】 間もなく開演です!! No.510 【ヘイトフル・エイト】(2015年作品) 今回はチラシです。 《解説》 タランティーノが仕掛ける《密室》ミステリー 今度のタランティーノが仕掛けるのは、なんと《密室》ミステリー。雪嵐のロッジに閉じ込められたクセ者8人――そこで起こる殺人事件。ぶつかり合う《嘘》と《嘘》。やがて浮かび上がる予想外の《真相》―― 【イングロリア・バスターズ】【ジャンゴ/繋がれざる者】などで映画愛に満ちたバイオレンス・アクションの世界を極めアカデミー賞、カンヌ国際映画祭パルム・ドール賞など数々の栄冠を…
リンゼイ・アンダーソン(Lindsay Anderson)監督作。1969年のカンヌでパルム・ドール。時計じかけのオレンジでアレックスを演ずるマルコム・マクダウェルのデビュー作、本作でも似たような役だ。パブリックスクールの伝統に抑圧された少年達の反抗を描く。 英国のフィルムマガジンでやたらと高評価を得ているから観たのであるが、60年代後半にありがちな反体制映画の1つに過ぎない印象。ドラマ映画が主流の英国では珍しかったのかもしれない。やかましいから苦手なんだ、こういう映画は。芸術とは無縁であるし、現代を生きる我々が観ても得るものがない。
映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は254本目。タイトルはフォルカー・シュレンドルフ監督による、1981年公開作品「ブリキの太鼓」。特典映像としては、「フォルカー・シュレンドルフ監督インタビュー”ディレクターズ・カットに寄せて”」で、約24分が収録されている。監督インタビューでは、「なぜ『ブリキの太鼓』の新たなバージョンが30年後に登場したかと言えば、2年前にベルリンのラボから”18万フィートのオリジナルネガが残されています。処分してもいいでしょうか?”と電話があったからなんだ。最初のバージョンは2時間45分あったんだけど、配給会社からは”長すぎる。2時間…
バック・トゥ・ザ・フューチャー どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 さて本日、「土曜プレミアム」にて『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』が放送されます。 ご存知、製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ、監督:ロバート・ゼメキスによる人気シリーズの完結編で、1990年に公開され世界中で大ヒットを記録。日本でも多くの観客が劇場へ押し寄せ、82億円の興行収入を叩き出しました。 そんな『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、「最初はエリック・ストルツが主人公だった」というのは割と有名な話ですよね。 もともとゼメキス監督はマイケル・J・フォックスを希望していたんですが、スケジュールの都合で起用で…
2019年の第72回カンヌ映画祭では韓国映画初のパルム・ドール(最高賞)を、同じ年の第92回アカデミー賞では6部門にノミネートされ、作品賞を含む4部門を受賞したのがこの作品である。アジアの作品がアカデミー賞作品賞を受賞したということで当時はニュースなどでかなり話題になった。当時は観たいという気持ちにはならなかったのだが、NETFLIXを開いたらトップ画面に出てきたので観てみることにした。決して「楽しい」映画とは言えないが、いざ始まるとぐいぐいと話に引き込まれていくとても見応えのある映画だった。この映画は韓国社会の片隅で貧しいながらも野太く、ずる賢く生きるある家族の姿を描いた作品である。その姿は…
【監督】スティーヴン・ソダーバーグ 【出演】ゾーイ・クラヴィッツ/バイロン・バウワーズ/ハイメ・カミーユ/デレク・デルガウディオ/リタ・ウィルソン/ベッツィ・ブラントリー/エリカ・クリステンセン/インディア・デ・ボーフォート/ロビン・ギヴンズ/【個人的評価】★★★★☆ 【あらすじ】主人公 アンジェリーナは、自宅でスマートスピーカーの音声解析をしている女性。彼女は、広場恐怖症でもあり、自宅からほとんど外出しない生活をしていたが、とある殺人事件を感じさせる音声から、屋外に通報しにいこうとする。 warnerbros.co.jp ・スティーヴン・ソダーバーグ監督は、高校生の頃から映画を制作し始め、2…
クリーニング店を営む借金まみれのサンヒョン(ソン・ガンホ)と、「赤ちゃんポスト」がある施設に勤務するドンス(カン・ドンウォン)の裏の顔はベイビー・ブローカーだった。ある晩、二人は若い女性ソヨン(イ・ジウン)が赤ちゃんポストに預けた赤ん坊をひそかに連れ去る。翌日考え直して戻って来たソヨンが赤ん坊がいないことに気づき警察に届けようとしたため、サンヒョンとドンスは自分たちのことを彼女に告白する。 gaga.ne.jp 2022年13作目の映画館での鑑賞です。 平日の朝の回で、観客は50人くらい。結構賑わっていました。 是枝裕和監督が韓国で撮った映画、というのを聞いて、2018年に公開された『万引き家…
#NHK #BSP #プレミアムシネマ『山猫 完全復元版』11/4(木)13:00~16:07イタリアの巨匠ルキノ・ヴィスコンティ監督が、1860年のイタリア統一革命を背景に、没落していく名門貴族の人間模様を豪華キャストと華麗な映像美で描く一大叙事詩。https://t.co/27h1dFQjcU pic.twitter.com/ZVlAkbnL4t — シネマサテライト (@CinemaSatellite) October 8, 2021 1963年 イタリア/フランス あらすじ 巨匠ルキノ・ヴィスコンティ監督が、貴族の没落と変革を華麗な映像美で描く傑作。1860年、イタリアは近代国家統一の…
1. 持病の精神病に悩まされながら執筆を続けるも33歳の若さで自殺したロシアの作家で、代表作に『四日間』や『赤い花』があるのは誰でしょう?(7%) 答え ガルシン2. 現在日本で発行されている一円硬貨の直径は何mmでしょう?(20%) 答え 20mm3. ともにイギリス出身である陶芸家のウェッジウッドと、建築家のコンドルに共通するファーストネームは何でしょう?(19%) 答え ジョサイア4. 別名で「薬おろし」などともいい、漢方薬の材料を粉末にする際などに用いられる、舟形の器にある窪みにすり潰したい物を入れ、軸のついた円盤を前後に転がして押し砕く道具のことを日本では一般に何と呼ぶでしょう?(2…
こんにちは。 一般社団法人日本ワークルール検定協会のメールマガジンから エッセイをご紹介させていただきます。 (㊟日本ワークルール検定協会、エッセイ著者の 日本ワークルール検定協会木村専務理事様より 転載のご了解は得ております。) 一般社団法人 日本ワークルール検定協会 専務理事 木村裕士 氏 エッセイ「ワークルールを知っていれば...」~働き方改革進む韓国映画界をみて思うこと 1.韓国芸能界躍進の真因 最近の韓国芸能部門の躍進は目覚ましいものがある。「パラサイト 半地下の家族」は2019年のカンヌ映画祭でパルム・ドール賞、米国アカデミー賞では作品賞など複数を受賞、ご存知、歌って踊れるボーイズ…
人とつながるためには何が必要? 是枝裕和監督が冷徹に見つめた絆の物語この家族のつながりは、生きるための“金”か、人を思いやる“情”か、家族なら当然あるはずの“絆”か?ショッキングなタイトルが表わすとおり、本作の主人公一家は日常的に万引きを行い、生活の糧にしています。しかも、父親が幼い息子にやらせているのです。一体、どうして、こんな家族関係が生まれたのか? 『誰も知らない』('04年)、『そして父になる』('13年)など、シビアな家族の姿を題材にし、世界的な評価を高めてきた是枝裕和監督が原作・脚本・編集を手がけた問題作は、家族問題に留まらず、について問いかけ、さらに多くの人々の共感を呼び、第71…
封切り二日目。 席数89の【シアター8】は満員の盛況。 「第75回カンヌ国際映画祭」の「ある視点」部門で「カメラ・ドール」の「スペシャル・メンション」を受けたとの報に接し、思い出したのは〔楢山節考(1983年)〕で『今村昌平』が「パルム・ドール」を受賞した履歴。 「姥捨山」にも代表される「棄老伝説」は日本では〔今昔物語集〕にもある馴染みのある説話も、外国人の目からすれば新奇に見えるのだろうか。 野生の動物なら、老いて自分で餌を獲れなくなれば自ずと逍遥として死に向かうだろうし、一方で象などは老練な雌が群れを率いるとの現実もあり。 また「ネアンデルタール人」も病人や虚弱な仲間の面倒を見る社会性を持…
一条真也です。17日から公開された日本映画「PLAN75」をシネプレックス小倉で観ました。超高齢化社会である日本の近未来を描いた作品ですが、とにかく暗く、悲しい物語でした。観る人によっては恐怖も感じたかもしれません。現在の日本はこの映画の一歩手前にあるようにも思えました。尻切れトンボ感があって完成度は低いとも思いましたが、高齢会員を多く抱える冠婚葬祭互助会の関係者は必見! ヤフー映画の「解説」には、こう書かれています。「オムニバス『十年 Ten Years Japan』の一編『PLAN75』を、監督の早川千絵が新たに構成したヒューマンドラマ。75歳以上の高齢者に自ら死を選ぶ権利を保障・支援する…
映画「万引き家族」の再放送を見た。この作品色んな意味でも話題になったが、一言で言えば、「説教くさい映画」であるということだ。現代の日本の最底辺で暮らしている人たちを描こうとする、是枝裕和監督の意図は明らかに失敗している。作品全体に、アナーキーな所がないのである。刺激的で挑発的な要素を映画の中に取り入れているが、上手くフィットせずに、ただ記号的にそれらの要素をちりばめたに過ぎない。「万引き家族」は、第71回カンヌ国際映画賞で、パルム・ドール賞を受賞した作品である。フランスのフィガロ紙が、「安倍首相が、珍しく祝福のコメントをしていない」と報道した。その後、林文部科学相が、是枝裕和監督を文部科学省に…
フランス・ラングドック・ルーションの赤ワイン「ドメーヌ・ド・ヴィルマジューコルビエール・ブートナック(DOMAINE DE VILLEMAJOU CORBIERES BOUTENAC)2019」 フランス南部ラングドック・ルーションでワインづくりをしているジェラール・ベルトランの赤ワイン。オーナーはかつてはラグビーのフランス代表選手だった人物という。 南仏の代表的なブドウ品種カリニャン、シラー、グルナッシュ、ムールヴェードルの4品種をブレンドして、バランスのとれた味わい。 ワインの友で観たのは、民放のBSで放送していたアメリカ映画「オデッセイ」。 2015年の作品。 原題「THE MARTIA…