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パワーレンジャー

(テレビ)
ぱわーれんじゃー

リスト::特撮番組タイトル

 正確にはPower Rangers

パワーレンジャーについて

 日本のスーパー戦隊シリーズがサバン社のプロデュースの下、海外に輸出されたもの。
 最初は特撮部分を日本の戦隊シリーズのままで残りは現地の俳優が演じていたが、後のシリーズから半分以上を現地で撮影するようになった。
 社長のハイム・サバン氏はかなりの戦隊通。戦隊シリーズをアメリカに輸出するための東映との交渉時、突然日本語で鳥人戦隊ジェットマンのテーマ曲を歌い出し、「ジェット〜 ジェット〜 ジェットマン! あぁ、なんてかっこいいんだ!誰だ?こんなアイデアを思いついた人は?」などと言い出し、一人、感動していたのは有名な話。その為、パワーレンジャーではオープニングテーマの歌詞のタイトル連呼がお約束になった。
 ある意味、スーパー戦隊シリーズがいまだに続いているのもパワーレンジャーがあってこそかもしれない。もちろん、日本の戦隊シリーズ自体、色あせる事は決してない!

パワーレンジャーシリーズについて

  • 善の化身ゾードンを中心にいろいろなレンジャーたちが悪と戦うシリーズで強引なアレンジが目立つもの(〜スペース)
  • これ以降は、日本の戦隊シリーズを元に大幅にアレンジあるいはそのまま流用されたものが主体。舞台設定は各作品ごとに異なる(ただしロストギャラクシーはそれまでの世界観を引き継いでいる)(ただし、設定では世界は全て同一となっている)。

とあります。

パワーレンジャーと日本のスーパー戦隊との違い。

 名称は基本的にはそれぞれの色の名前+レンジャーで統一。(ニンジャストームなど個別の名前の場合も)
 最初のロボットは「(戦隊名)メガゾード」が多い。ただし最近はそうとは限らない*1二番目以降は〜ゾードと呼ばれる。
 イエローレンジャーが日本では男性の場合、女性に変更になることが非常に多い。(ロストギャラクシー、ライトスピードレスキュー、ワイルドフォース。ダイノサンダーのイエローレンジャーはもともと女子。)
 アメリカだけの6人目の戦士が登場した。その名はタイタニウムレンジャー(ライトスピードレスキュー)
 人種差別を避けるために必ず黒人とアジア系がいる。
 固有名詞はほとんど変わっている。
 オリジナルの着ぐるみの敵幹部もいる。
 劇場版は2作製作。1作目は日本でも公開されたが、2作目(ターボの劇場版)は日本未公開(日本語バージョンのビデオ発売はあった)。

パワーレンジャーシリーズ(ゾードン編)

  • マイティモーフィン・パワーレンジャー(恐竜戦隊ジュウレンジャー)*2
    • 放送延長に伴いオリジナルの怪人が登場(製作は日本側)。
    • ロード・ゼッドというオリジナルの敵が登場。
    • リタ(バンドーラ)は途中で現地の俳優に交代。
    • 日本語吹き替え版では、曽我町子本人がリタの声を担当。
    • キバレンジャー以外のダイレンジャーとゴーマ幹部は登場しない。
    • 本編の放送に先駆けてマスクド・ライダー(仮面ライダー Black RX)がゲスト出演。ただし設定は日本版と全く異なる。
  • パワーレンジャー・ジオ(超力戦隊オーレンジャー)
    • ここから日本版と同じくコスチュームが毎回変わる。
  • パワーレンジャー・ターボ(激走戦隊カーレンジャー)
    • メンバーが途中で大幅に変わる。
    • 日本語吹き替え版では、後半のレッドレンジャー(TJ)を岸祐二本人がレッドの声を担当。
    • ゾンネットに代わりディバトックスという女宇宙海賊が登場。
    • 日本語吹き替え版では、長嶝高士本人がボルト(グラッチ)の声を担当。
  • パワーレンジャー・イン・スペース(電磁戦隊メガレンジャー)
    • 全43話分 日本語に翻訳され、スーパーチャンネルで放映。
    • 主人公アンドロスが宇宙人だという設定は、タイムレンジャーより2年早かったです。
    • ちなみにリーダーはアンドロスではなく、ブルーレンジャーのTJ(前作のレッドレンジャー)
    • レッド専用の強化アーマー・バトライザーが初登場。この作品からレッド専用の強化アーマーが出るのが定番になった。
    • あのニンジャタートルズがゲスト出演した事もあった。
    • メガボイジャーとメガウインガーの名前はそのまま。
    • Dr.ヒネラーに代わりアストロネマという女幹部が登場。アストロネマは実はアンドロスの妹カローンで一度アンドロスに倒されたが、ゾードンの消滅とともにカローンとして復活し、後にロストギャラクシーでピンクレンジャーになった。
    • この作品から前作との共闘編が作られるようになった。

パワーレンジャーシリーズ(ロストギャラクシー)

  • ロストギャラクシー(星獣戦隊ギンガマン)
    • ギンガマンに前作の宇宙船(アストロメガシップ)が残ったもの。それで宇宙戦闘も行う。
    • ギンガマンと違い、巨大な宇宙移民船テラベンチャー*3で旅をする。
    • ピンクレンジャー・ケンドリックスが途中で戦死。カローンが後を引き継ぐ。死んだケンドリックスは、最終話で復活。
    • 黒騎士はマグナガーディアンという名で登場(変身アイテムは五星戦隊ダイレンジャーのオーラチェンジャーが流用された)。
    • トラキーナ、スコーピウスというオリジナルの敵が登場。
    • シェリンダは登場しない。

パワーレンジャーシリーズ(各番組ごとに舞台がリセットされる)

  • ライトスピードレスキュー(救急戦隊ゴーゴーファイブ)
    • この番組から全3クール以内の構成になる。
    • スーパーチャンネルではそのうち26話分が翻訳された。
    • 善悪ともに主要メンバーは家族ではない。
    • この番組だけオリジナルの6番目の戦士が登場する。タイタニウムレンジャー(銀色)
    • ディーナスは衣装はそのままで現地の俳優に変更。
  • タイムフォース(未来戦隊タイムレンジャー)
    • クォンタムレンジャー(タイムファイヤー)が最終回で死なずにすんだ。
    • この作品からはまだ日本語訳されていない。
    • ランシックというオリジナルの敵ボスが登場。ドルネロはギャグキャラクター。
    • リラは衣装はそのままで現地の俳優に変更。
  • ワイルドフォース(百獣戦隊ガオレンジャー)
    • イエローレンジャーは女性。
    • ガオキングはワイルドフォースメガゾードという名前で登場。
    • ガオマッスルはコンガメガゾードという名前で登場。
    • ガオイカロスはイシスメガゾードという名前で登場。
    • ガオゴッドはアニマメガゾードという名前で登場。
    • 狼鬼はZen-Akuと言う名前で登場した(善悪?)。
    • マスター・オルグというオリジナルの敵ボスが登場。
    • ツエツエは衣装はそのままで現地の俳優に変更。
    • 歴代レッドが総登場する特別編が作られた(ビーファイターが敵として出てくる)。
  • ニンジャストーム(忍風戦隊ハリケンジャー)
    • この作品からRPMまではディズニー製作となった。
    • 疾風流はそのままの色で〜ウインドレンジャーという名前。
    • 迅雷流はクリムゾンサンダー(カブトライジャー)、ネイビーサンダー(クワガライジャー)という名前。兄弟という設定は残っている。ただし血の繋がりは無い。
    • シュリケンジャーはグリーンサムライという名前で、メカニック担当の人が変身した。よって変装の名人という設定はない。
    • 悪の大ボスは身動きの取れるローソーという着ぐるみの怪人に変わっている。タウ・ザントは最後にしか出てこない。
    • 女性幹部は姉妹という設定になっている。二人とも衣装はそのままで現地の俳優に変更。最終回では姉妹2人で善人となっている。
    • ハムスター館長はSenseiと呼ばれ、ギニーピッグ(モルモット)に怪しい和装をしていた。
  • ダイノサンダー(爆竜戦隊アバレンジャー)
    • ブラックレンジャーはかつてパワーレンジャーだったトミー。なぜか高校教師になっており、新たなレンジャーをスカウトするところから始まる。
    • アバレキラーはホワイトレンジャー。
    • メソゴグにエルサというオリジナルの敵が登場。
    • 第19話はアバレンジャーをそのまま英訳して放送した(第10話「アバレリーガー金縛り」)。それをパワーレンジャーがテレビで見ているという内容。
  • S.P.D(特捜戦隊デカレンジャー)
    • こっちの「S.P.D」は「スペース・パトロール・デルタ」の略
    • ドギー・クルーガーの着ぐるみが日本版とは違う。デカマスターはシャドウレンジャーという名前で登場。
    • デカブレイクはオメガレンジャーという名前で登場するが、未来の世界から歴史を変えるために来たという設定。人間体の姿は少ししか登場せず、普段は小さな発光体としてフワフワ飛んでいる。
    • 敵は犯罪組織。グルーム、モラというオリジナルキャラが登場。
    • メガレンジャーのマスクを使った別チームが出てくる*4
  • ミスティックフォース(魔法戦隊マジレンジャー)
    • メインの五人のうちピンクとブルーは姉妹。
    • レッドがドラゴンと合体しレッドドラゴンファイヤーレンジャーになる。
    • 魔術師ウドンナが登場(マジマザーに当たるキャラ)。第2話で変身できなくなる。
    • バンキュリアの分身体、ナイとメアは登場しない。
    • 天空大聖者マジエルが元のミスティックマザーはマイティ・モーフィン・パワーレンジャーのリタ・レパルサの生まれ変わりという設定で、最終回に登場(曽我町子の映像を使用)。
  • オペレーションオーバードライブ(轟轟戦隊ボウケンジャー)
    • 主役五人の設定は日本版とはほとんど違う。
    • ガジャの代わりにフルーリアスという敵が登場。
  • ジャングルフューリー(獣拳戦隊ゲキレンジャー)
    • 変身アイテムが違う(ソーラーモーファーというサングラス型アイテムになっている。
    • マスター・シャーフーなどの着ぐるみの師匠が登場しない。登場するのは人間の師匠だが、最終回で獣獣全身変のようなものを使い着ぐるみの半人半獣になった。
    • リンシーからリンリンシーへのランクアップ方法が違う(額に動物のレリーフを装着する)
    • リオに当たるJarrodは自分の意思ではなく、古代の悪の拳士Dai Shiに取り憑かれて悪のボスになる(Dai Shiは「歹獅」でEvil Lionの意味)
  • RPM(炎神戦隊ゴーオンジャー)
    • 日本では娯楽性が強いが、こちらではシリアスな内容であり、SF軍事物となっている。
    • マシンワールドなどのプレーンワールド設定はない。
    • ガイアークの名称はヴェンジックスとなっており、元々はコンピューターウイルスという設定になっている。
    • ゾードの炎神達は意思を持っていないロボット。
  • サムライ(侍戦隊シンケンジャー)
    • この作品からはディズニーからシリーズ権利を取ったサバン・キャピタル傘下のサバン・ブランドの製作となった。
    • マイティ・モーフィン1シーズンからの名脇役のスカルの息子スパイク・スカロヴィッチが登場。
    • ゴールドレンジャーの変身アイテム『サムライモーファー』は他5人の『サムライザー』と同型なので、ディスクのセット機能はない。
    • メガゾードの搭乗時専用の『サムライメガモード』が登場。その際にスピンソード(シンケンマル)もサムライメガブレードに変形(ゴールドレンジャーはスピンソードを持っていないが、何故か降ってきてそれを使用する形)。
    • 書く漢字が一部変更されている。

参考キーワード

→スーパー戦隊シリーズ
→6人目の戦士

*1:「イン・スペースのアストロメガゾード」「ミスティックフォースのタイタンメガゾード」

*2:五星戦隊ダイレンジャー、忍者戦隊カクレンジャーも含まれる。但し、戦隊ヒーローはジュウレンジャーのデザインが継続されている。例外としてドラゴンレンジャーはキバレンジャー(ダイレンジャー)に姿を変え、カクレンジャーは初代パワーレンジャーの助っ人=エイリアンレンジャーとして登場している。

*3:内部に都市や自然区画も設けられ、移動型スペースコロニーと見なすこともできる。

*4:メガレンジャーとの違いはグリーンが居ること

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