自転車プロロードレース選手。イタリア国籍。登りを得意とする。Marco Pantani。 1970年1月13日生まれ。 1992年プロデビュー 1998年、ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランス総合優勝。 1999年、ジロ・デ・イタリア開催中にレースから除外される。以降ドーピング疑惑に悩まされる。 2004年2月14日、ホテルで遺体で発見される。享年34歳。
1998年。Bianchiは久々の記念モデル『PANTANI GIRO 101』と『TOUR DE FRANCE REPLICA』を立て続けに発売しました。あのファウスト・コッピ以来、46年ぶりにパンターニがダブルツールという名誉を名門Bianchiにもたらしたからです。ダブルツールというのは、ジロデイタリアとツールドフランスという過酷なレースを同じ年に制覇することを言います。世界にはグランツールと呼ばれる約2週間の期間をかけて総合タイムを争う自転車レースが有り、それがイタリアのジロデイタリア(5月)、フランスのツールドフランス(7月)、スペインのヴェルタアエスパーニャ(9月)です。参加するプ…
ランス・アームストロングのツールドフランス7連覇というせっかくの偉業が、ドーピングが発覚して取り消し処分になり、ガッカリしたのは私だけでは無いと思います。何にガッカリしたかっていうと、私はアームストロングにガッカリしました。アームストロングといえばTREKという巨大企業のバックアップを受けて、チームでは帝王的な存在で、チームの選手は彼に絶対服従を誓わせられるというのをよく聞いていました。ドーピングについても、米国の先端技術で、絶対にドーピング検査では検出できない薬(羊の血から抽出した成分を使っていたらしい)を開発するという、企業の資金力に物を言わせて、世界最高峰の自転車レースを席巻し、自転車を…
自転車ロードレース界における最強クライマーといえば、私はパンターニを挙げたいと思います。あの難所で有名な峠、ラルプ・デュエズにおける最速タイムの保持者であり(ランス・アームストロングでさえ記録を破れなかった)、クライマーでありながらダブルツール(同年にジロデイタリアとツールドフランスを両方制すること)を達成するという偉業を成し遂げたイタリア人チャンピオンです。勝負所の山岳ステージで彼が猛然とスパートをかけると、あっという間にエース集団がバラバラになり、更に何度も繰り返される波状アタックに対して付いていける者は誰もいないという、その爆発的とも言える速さは正に最強でした。しかし、ダブルツールを達成…
マルコ・パンターニの伝記映画「パンターニ/海賊と呼ばれたサイクリスト」を観ました。 パンターニはヒルクライマーとして有名でしたよね。私も彼が現役の頃のツールをTVで見ていました。その頃は何となく見ていたので、坂に強い人なんだ、くらいにしか思っていませんでした。 インデュラインのようなオールラウンダーは強いですよね、でも、面白くない。ヒルクライムでアタックしてライバルを置いてきぼりにするパンターニに、ファンが狂喜乱舞するのは分かる気がします。 もう一つ気が付いたのは、パンターニが活躍した1995年頃は、まだ選手はヘルメットを被っていないということです。調べたら、ツールで義務化されたのは2004年…