合奏曲・合唱曲などの、任意の声部だけを抽出して記した楽譜。 フルスコアを買うと大抵一緒についているが、ついていない場合は写譜地獄となる。 また、楽譜記号が抜け落ちていることがよくあるので、スコアとの照合確認は是非とも行なうべきである。 ⇔スコア(score)、総譜:合奏曲・合唱曲などの、全ての声部を記した楽譜。
今年5月下旬、Phasma-Musicから、9月にリヴィウで初演する室内楽作品の募集があった。編成の中に木管五重奏もあったので、弦楽四重奏曲《双葉》を木管五重奏に改訂する事にした。これまで僕は木管五重奏曲を書いていないのが理由の一つ。また木管五重奏はディヴェルティメント風の楽観的な印象で、求心的で振幅の大きい曲があまり無いように思うので、《双葉》によって従来の木管五重奏から脱するものが出来れば、と思ったから。 弦楽四重奏が弦楽オーケストラのミニチュアなら、木管五重奏はウィンドオーケストラのミニチュア。モノトーンの弦楽四重奏曲に色付けする楽しさがある。一方、両者は全く異なる性格ゆえ、単に移し替え…
'18年12月ウクライナで初演された弦楽オケ作品《HATAORI》を昨年5月に改訂した版が、今月下旬、Paweł Kotla(パヴェウ・コトラ)指揮ポーランド・フィルハーモニー・オーケストラによりCD制作のためワルシャワで録音されます。Iwona Glinka(イヴォナ・グリンカ)主宰のPhasma-Musicとの契約で、今年12月末にリリースされます。奏者の数が少し変わるので今週中にディヴィジ(パートの分割)の人数の修正とパート譜作成をします。指揮者から質問があれば電話があるとの事。即答が望まれ、スマホとスコアが手放せません! 新年が良い年でありますよう。
パート譜はジグソーパズルの断片のよう、と始めは思っていたが、むしろ「47色刷りの版画」の一刷り一刷り…彫師、摺師の心境。パート譜の出来上がった楽器だけをパソコンに演奏させてみると…複数のパート譜をシンクロさせて自動演奏させることは出来ないが、スコアから聴きたいパート以外を消去してプレイバックする―最初はフルート属だけ、翌日オーボエが加わり、さらにファゴット、そしてクラリネット…多色刷りそのものだ。 お巡りさんのバンド:6月2日、池袋「芸劇広場」 スコアは上から順に…ピッコロ→フルート→オーボエ→ファゴット→クラリネット→サックス→金管→パーカッション。この並びは即ち、音色(倍音)の淡い楽器から…