パーフェクトブルーの劇場上映会に行ってきた。 パーフェクトブルーを劇場で見るのは初めてだ。でもディスクで何度も見てきた作品だから、25周年というお祝い事に参加するくらいの感覚で、足を運んだのだった。 しかし作品とは、出会って、それから幾度とめぐり合っても、決して同じ顔を見せないものだなと、今回も痛感するのであった。 パーフェクトブルーは、現実と虚構の境を曖昧にさせていくことで、物語に没頭させる。しかしその「現実」は、「物語上の現実」のことであって、私たちの生きる「現実」ではない。登場人物からみた現実と、虚構。それは、登場人物の数だけ存在し得て、物語が進むほどに絡み合い、渦を巻いて混沌を生んでい…