カテゴリー:樹木と草本 10月も中旬を過ぎ、寒暖の差が激しくなってきました。「ゆるむしの森」でも本格的な秋の様相を呈してきましたが、ここでは9月から10月中旬までに見られた主な下草について紹介します。 繁殖力が強いつる性植物の一つとしてカラスウリTrichosanthes cucumeroides(ウリ科)が知られていますが、ゆるむしの森でも毎年夏から秋にかけて繁茂します。9月初旬にはハンノキの森の下草をすっかり覆っていました(写真1)。 写真1 ハンノキの森に繁茂するカラスウリ(2022年9月16日) 9月下旬からはカラスウリの実が朱色に色付き始め、10月に入ると多くが鮮やかな赤色になりまし…