トウカイテイオーと安田隆行騎手(’91年1月若駒ステークス) Féminin:今年も無事、ダービーが終わったわね。良いレースだったわ、でもお祭りの後の一抹の寂しさが…。 Masculin:そうですね。やっぱりダービーは他のレースと一味違った華やぎがありますから。馬にとっては生涯一度だけの機会だし、関係者も特別な思い入れのある方が少なくないようで。だから昔、山口瞳氏が 「来年のダービーを勝つのはどんな馬なんだろうかと考えると、まだおいそれと死ぬ気になんかなれない」と言ってらしたのも思い出されますね。 F:「ダービー馬のオーナーになるのは一国の宰相になるより難しい」っていうのは実はあのチャーチルの…