「家族サービス」という言葉がきらいである。 この言葉のウラには、せっかくの休日を家族とともに過ごすのはもったいない気がするという発想がある。しかし、いまだかつてボクは一度もそんなふうに考えたことがない。ボクにとっては、いつも妻と子と一緒にいる生活こそが、何にもかえられない楽しみであり喜びなのだから。(鈴木光司『パパイズム』角川文庫、1999) こんにちは。昨夜、映画『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』(細川徹 監督作品、2019)を観ました。原作は、作家のヒキタクニオさんが自身の体験を綴った同名のエッセイです。テーマは「妊活」。就活、婚活、そして「妊活」。最近では保活なんていう略語もあるそうです。子…