全体的にオレンジ、黄色、緑のカラーで統一されたページは温かみがあって、 時間という無機質なものに、ぬくもりを与えてくれている。 この絵本の物語がとてもユーモアがあり、共感でき、 時間という概念がまだない子どもたちに、そっと寄り添ってくれる一冊です。 ヒギンスさんは、屋根裏部屋で、大きて立派な時計を見つけ、 ちゃんと時間があっているのか、調べようと、もうひとつ時計を買ってくることにしました。 その時計を寝室に置き、ちょうど3時でした。 屋根裏部屋にあがり、時計を確かめにいくと、時計は3時1分でした。 ヒギンスはどちらの時計が正しいのか分からず、またもう一つ時計を買うことにしました。 その時計は1…