日本に生息する小さな無毒ヘビ『ヒバカリ』の、ほのぼのショートストーリーです。 普段は人間に怖がられるおとなしいヘビが、ある雨上がりの朝、珍しい出会いを経験します。 ヒバカリの視点で綴った、心が少し温かくなるお話です。 小さな無毒ヘビ、ヒバカリ 雨上がりの朝だった。 It was the morning after the rain. 私は、いつものように田んぼのあぜ道を這っていた。 As usual, I was crawling along the ridge between the rice fields. 体はまだ冷たくて、昨夜の雨の匂いが地面から立ち上ってくる。 My body was…