星に届くに至った技術文明が衰退した後、中世的な状態に戻った世界を描く連作作品集です。 過去の遺産をかろうじて受け継ぐ都市・ヴィリコニウム、別名・パステル都市の王の下に人々が集まり、<褐色の大廃原>や<錆の砂漠>といった荒野から発掘される廃棄物から再生した武器を使って争っているというのが連作の背景となる世界観。著者のM・ジョン・ハリスンは、このヴィリコニウムの世界観に属する作品を1971年から1980年代にかけて書き続けました。2022年に日本で独自に出版されたこの作品集には、1971年に最初に書かれた短めの長編『パステル都市』と、他に4編の短編が収められています。 ヴィリコニウム〜パステル都市…