「会社のトップを扱った作品」の第五弾は、山崎将志『社長のテスト』(日本経済新聞出版社、2012年)。ベンチャー企業が火災に見舞われ、崩壊の危機に直面。対応を現場に丸投げしようとする阿部常夫社長に代わり、復旧作業を主導したのは、部長の西村健一でした。そんな折、同社を乗っ取ろうと画策する藤原基彦が西村に接近してきます……。遭遇する危機にどのように対応するのか、なにをどのように決断していくのか? それらを疑似体験することで学びや気づきを促してくれる、「小説仕立てのビジネス書」。 [おもしろさ] 三人三様の目線から浮かび上がらせる「事実」! データ復旧サービス会社「リカバリースタジオ」で現場の責任者と…