100歳まであと6ヶ月だった瀬戸内寂聴さんが亡くなりました。東女在学中、見合いして女の子を出産。夫の教え子の4歳下の文学青年と不倫、二人を棄て京都へ。離婚後、小説家を目指し上京、『花芯』で、ポルノ小説の「子宮作家」と揶揄されますが、さらに不倫体験を描いた『夏の終り』で女流文学賞受賞。そして、埴谷雄高が全身小説家と呼んだ井上光晴との恋愛関係を絶ち、出家。今東光を頼り、中尊寺、天台宗で得度、法名を寂聴とします。 『寂聴 般若心経』は、ベストセラー。一遍上人の『花に問え』で谷崎潤一郎賞。 この10年ほどテレビで取り上げられたところでは、「ケータイ小説」のジャンルに進出。脊椎圧迫骨折を手術で治し、胆嚢…