1, 2, 4, □, 16, 32, 64, 128, … この□に入る数字はなんでしょうか? 私は、この手のクイズが嫌いである。 謎解きが流行ってから、よく見かけるようになった。 実際には、良問とされるクイズはこれほど単純ではないが、今回の主旨は、問題の完成度が高いとか低いとかにはなない。 私がこの手のクイズを害悪だと感じるのは、「規則性」というものに対する人々の舐めきった態度を、この設問が代表していると考えるためである。上の問題であれば、答えは「当然、8です」と言いたくなるだろう。 しかし、実はこれは「当然」ではない。 それどころか、場合によっては不正解かもしれない。 物事はそこまで単純…