子供の頃、悩ましかったのが、夏の盛りの頃、草むらに捨てられていたエロ本。夏の日差しに照り付けられた草いきれの中、ページがヨレヨレになったそんなエロ本をおそるおそる覗き見ていた記憶がある。 後になって、あのビニ本というやつが大流行し、国道沿いにビニ本の自動販売機なるものも出現し、それにも妙にそそられたものだった。 江戸時代のいわばビニ本が、まさに春画ということになるのでしょう。江戸時代、個人でエロを愛でる媒体といえば春画ぐらいしかなかったわけで、その描写は今から見ても驚くほどハードコアそのもの。 いつの時代になってもエロの力は健在ということか。あの紋次郎をも陥落させたエロの力おそるべし、というと…