79年録音作品。晩年のビル・エヴァンスも非常にいいですね。特にこのパリでのコンサートはずっと聴きたかったもの。 とにかく各楽曲のエンディングが素晴らしい。こんな風に終わっていいの?というクロージングが連発しています。しかしこれは果たしてジャズなんだろうか?という疑問も湧いてくる程前半はクラシカルな演奏が続きます。 「My Romance」なんかはベースやドラムのソロも入って来ますし、後半は結構スウィングする感じですが、それにしたって「I Loves You Porgy」の崩し方なんかは相変わらず圧倒的。基本的なテーマが裏にあって、そこからの装飾が頭の中で駆け巡っているかのような演奏。それも即興…