「斯くあるべし」 ビル・チャーラップ・トリオの新譜である。 「大好きなんです!」という訳ではないが、 やはり聴かずにはおられない。 ブルーノート復帰作ということらしい。 まず、ジャケットが渋い。 一番左側が、ビルだが、ビルに見えない。 ウォールストリートの敏腕サラリーマンのようだ。 そして、これまで以上に選び抜かれた音使いであること。 どんどん余分なものを削ぎ落としていっている感じがする。 ビル・チャーラップ・イズムといおうか、イディオムというか、 少し音を間引いて弾き切らないビル特有のコロコロ奏法は、 いつも真似したいと思っているのだが、 いよいよ洗練されて、研ぎ澄まされた感じがする。 長年…