Osama (Usama) bin Ladin(Laden)
ウサマ・ビン・ラディンもしくはオサマ・ビン・ラディン。*1
ビン=ラディン*2とも。国際テロ組織アルカイダ(アル・カイダ)のトップとされる人物。
1957年生まれ。実家はサウジアラビア有数の大富豪である。
80年代にアフガニスタンに侵攻したソ連軍と戦うための義勇兵(ムジャヒディン)に参加。
ソ連軍撤退後にサウジに帰還。湾岸戦争の際に、両聖地(メッカとメディナ)を擁するサウジの国土に外国軍、それもイスラエルを支持するアメリカの軍隊が大々的に駐留するという事態にショックを受け、反米テロの組織者となり、アルカイダを作ったと言われている。
彼が実際にどの程度のテロ活動と関わっているのかは、はっきりしない部分も大きい。が、少なくともアラブ世界で声望を集め、アメリカへの「聖戦」を支持する声明を出している以上、 アルカイダの心臓もしくは魂と見ても間違いではあるまい(この場合、頭脳はザワヒリ副官の担当か)。
アメリカのブッシュ大統領は、ウサマ・ビン・ラディンを911の首謀者と主張し容疑者扱いしている。しかしFBIはビンラーディンが首謀者だという確証はつかんでいない。FBIのビンラーディンに関するウェブページに、彼が「9/11事件と関係がある」という記載が一切ない。
なお、2004年10月29日午後10時(カイロ時間)アルジャジーラで放送されたビデオ映像の中で、911米同時テロを自ら指令したことを初めてビン・ラディン本人が直接認めた、とされている。しかしこの映像の真偽についても疑問が持たれている。
2011年5月1日(米国時間):オバマ米大統領が、米当局による攻撃で殺害し、遺体を収容したと発表した。